農薬不使用へのこだわり
減農薬栽培・農薬不使用栽培
当店生産の特等大苗における減農薬栽培・農薬不使用栽培について
当店で生産している大苗は減農薬栽培あるいは農薬不使用栽培で大苗を育成しています。
- 根っこが元気な苗を育てることで病気に強くなるようにしています。
- 苗の観察をこまめにし、害虫を見つければ手で捕獲するようにしています。
- 土づくりに力を入れています。充実した根っこになります。
- 株間を十分にとり、風通しよく育てています。結果病気にかかりにくくなります。
- 農薬は通常の防除回数より回数を減らし、農薬を使った場合は履歴を公開しています。
1.根っこが元気な苗を育てることで病気に強くなるようにしています
根っこが十分に広がり元気ですと、枝葉も元気に育ち、病気にかかりにくくなります。
当店では、ほとんどの特等大苗を自社農場の露地で生産しています。
2.苗の観察をまめにし、害虫を見つければ手で捕獲するようにしています
手間暇を惜しまず、苗木の観察、点検を定期的に行っています。
虫を見つければ手で捕獲し、病気がでればその部分を早めに除去する。
手の捕獲で間に合わなければ、その部分だけ早めに防除しています。
3.土づくりに力を入れています。充実した根っこになります
当店では自社農場で出る剪定枝をシュレッダーにかけ、時間をかけて発酵させ、
自家製のバーク堆肥を生産しています。その堆肥を土に戻し、ふかふかの土づくりをしています。
そのことにより苗木は根っこをたくさん伸ばし元気に育ちます。
そうすることで病気の発生を抑えています。
2021年より「アヅミン」という堆肥の30倍の濃度の腐植酸を含む商品を使用し、より地力を増すようにしました。
4.株間を十分にとり、風通しよく育てています
自社農場では、1本1本の株間を十分にあけ、露地で特等大苗の生産をしています。
根を十分広げることができ、木が健全にのびのびと育ちます。また、風通しがよいことで、病気にかかりにくくなります。
露地:屋根などのおおいがなく雨露がじかに当たる土地
5.減農薬栽培を心掛け、農薬を使った場合は履歴を公開しています
近年異常気象等により、病気や害虫の大量発生する場合が多くなってきました。
その場合はやむをえず農薬等を使用する場合があります。
農薬や消毒を実施した場合は農薬履歴を公開していますのでご参照ください。
大苗の防除履歴 新苗の防除履歴
アレルギー
当店のけいこ店長は長年アレルギーに悩まされてきました。
アレルギーの原因はわかりませんが、農薬や食品添加物の摂取が原因になっているのではないかと思っています。
農薬の国の安全基準に沿っていても安心できないと思っています。
できる限り農薬を使わずに育てた苗木や葉を皆さんにお届けしたいと思っています。
しかしながら、虫や病気による被害が増えてきており、2020年より減農薬栽培にせざるを得なくなりました。
(カンキツ類及びビワの生葉、桑の生葉、モモの生葉採取用等の成木は農薬不使用で育てています。)
カンキツ類大苗育成栽培 農薬不使用のこだわり
当店のカンキツ類大苗育成栽培エリアは2011年以来、農薬不使用で育てています。
そのため、エカキムシの被害にあっているものがほとんどです。見た目があまりよくありません。
多少見栄えは悪いですが、生育に問題ないもののみを販売しています。
ご自宅用にて自産自消をされる方、アゲハチョウ幼虫の食用に使われる方は安心してご利用いただけます。
見た目を重視されるお店のディスプレイや自然栽培、農薬不使用栽培について理解が難しい方への贈答品には向きません。
逆に、アゲハチョウの愛好家の方にはその幼虫の食用として農薬不使用栽培のカンキツ類の葉は大変喜んでいただいております。
アゲハ食用葉 農薬不使用栽培の大苗
エカキムシとは?
通称エカキムシと呼んでいるのは 正式には ハモグリガ ハモグリバエのことです。
これら幼虫が葉を這いながら食害していき、その跡が白い線で絵を描いたようになるためにエカキムシと呼んでいます。
エカキムシ被害大 ってどういうことですか?
当店以外のお店で販売カンキツ(みかん)類の苗木の葉はひとつも虫に食われたり、葉っぱは大変美しいです。
それは、農薬や殺菌剤を春から秋の間に2週間間隔くらいで散布しているからです。
(※国の農薬基準に沿っています)
エカキムシなどの被害を食い止めるには、農薬が必要となります。
ですが当店販売のカンキツ類の苗木は、農薬を使用していないため、どうしても葉がハモグリバエや虫に食われていたりしてします。
当店で販売している3年生以上のカンキツ類は、殺菌剤、殺虫剤は基本的には全く使用していません。
(※当店の大苗生産で使用しているカンキツ類の1年生、2年生新苗につきましては、当店自社農場(京都府亀岡市)では生産していないため、2週間間隔くらいで種類の違う殺菌剤、殺虫剤を使用されています)
カンキツ類の大苗は、当店自社農場(京都府亀岡市)でそのほとんどを育成しており、農薬を使用していないため、エカキムシの被害にあっています。
エカキムシの被害は、木全体がすべて被害にあってしまうと厳しいのですが、一部ですと生育に問題はありません。
当店では、アゲハ幼虫を育てるための苗木としてご購入される方が多い為、難しいですが、農薬不使用栽培を行っています。
そのため「エカキムシ被害大」と明記して販売をしております。
その被害が一部分でしたら、その部分を手でつぶしたり、葉を除去して被害を 最小限に食い止めながら薬なしでも育てることができます。