常緑樹の苗木は冬の間できれば通気性のあるもので苗木全体を囲ってもらうことが寒さ対策のひとつです。
わら、不腐布等々。ビニールでぴちっと覆いますと呼吸を阻害します。
くるっと苗全体をわらか布で囲ってゆるく縛っておきます。
金沢の雪囲いの簡易版です。鉢の水分は適度に湿り気があるように。
乾いたらたっぷりの水やりを冬場ですと暖かい日中に行います。
京都亀岡の当店では冬囲いはこんな感じでやっています。
支柱をたてて。わらで回りを囲います。
わらが不足している年は寒冷紗で囲っています。
雪が降ったりすると、積もって苗木が折れる時があるので支柱は必須です。
また2016年冬は、この苗木畑の周りをさらに防風網で囲いました。
こちら京都の底冷えのする地では、特に寒さに弱いレモンやライムなどはしっかりと冬囲いが必要なのです。
或いは、小さなビニールハウスのように鉢に針金を十字にかぶせて空間をあけて、覆う。
ビニールを使うときは、苗木にぴったりとくっついてしまうと
蒸れてしまうので、空間を開けることが重要ですが
北の方の地方でしたら、わらや寒冷紗で囲うのが一番だと思います。
この場合は水が自然には入らないので鉢の土が乾いたらビニールをはずして水やりをしなければなりません。
また直射日光が当たって狭い室内のビニールの中が暑くなりすぎると
それも常緑樹にとってはよくありませんからビニールに直径5センチくらいの穴を所々に開けておいて
適度な通気性と温度管理もできるようにしておくことが必要となります)
たまに急な環境の変化に、常緑樹ではありますがすべての葉を落としてしまう場合もあります。
茎や幹は生きていて暖かくなるとまた新芽を吹き出すという場合もありますので
葉が落ちたからといって抜いて捨ててしまわないようにお願いします。
このようなところです。
また鉢の置き場所も工夫いただいて…
まめな方でしたら夜間は軒下や玄関先、日中は日当たりのいい場所
というように移動されれば尚よいです。
軒下ですと放置しますと水枯れされる場合が多いので
忘れがちになる場合は軒下はいけません。
また風が強く当たるところは避けてください。
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